現代の課題を解決すると期待もされるWeb3.0。しかし、その世界が実現することで私たちは本当に幸せになれるのか?幸せになるために必要なこととは?
皆さん、こんにちは。
Life Quest Allianceの福永です。
皆さんはWeb3.0についてどれくらいご存知でしょうか?
2022年がWeb3.0元年と言われるようですが、ブロックチェーンやNFT、DAOなどWeb3.0に関連する用語を耳にしただけで、難しくて脱落してしまう人もまだまだたくさんいる状況です。
暗号資産についても、多くの方が良いイメージを持っていないが現状です。
難しいことは置いておくとしても、社会の様々な課題を解決できるのではと期待もされるWeb3.0は、今の社会構造にしばられることを好まないエンジニアや若者の間で注目を浴びています。
しかし、必ずしもすべての人にとって良い世界に変わるとは言い切れない側面もあります。
特に指示待ちタイプの人にとっては、むしろ危機的な状況になるかもしれません。
Web3.0の要素の一つとして、「非中央集権的」というものがあります。
現代は政府や企業といった権力を持つ人たちによる中央集権的な社会が築かれています。
それに反発する(?)ように、Web3.0の世界ではDAO(分散型自立組織)やトークンエコノミーなど、中央でコントロールする人を置かない仕組みが考えのベースにあります。
西洋占星術では2020年12月から風の時代に入りました。
これまでは土の時代としてヒエラルキーや物質的なものに価値が置かれていました。
しかし、風の時代では自由や平等などに価値が置かれるそうなので、Web3.0の思想も時代の流れなのかもしれません。
特にZ世代と言われる若者たちは、思想や哲学の変革の時期に生まれており、土の時代に作られた会社組織になじめない人も少なくありません。
フリーランスが増えていることは、その現れとも言えなくないでしょう。
今後、DAOを中心とした非中央集権的な組織で働けるようになると、Z世代以降の人たちにとって働きやすい社会になるのかも知れません。
支配する人がいないということは、その一方で、全員がオーナーシップを発揮する必要があるということになります。
やる気の有無に関わらず、自らが参加したDAOにどのような貢献ができるかを考え、積極的に参加する必要がでてきます。
現状に不満があり、自由を得るために努力を惜しまない人には良いのかも知れません。
むしろ、そういう人はそれを努力と思わず、自分ができる貢献をDAOに対して主体的に行っていくでしょう。
しかし、全員がそうではありません。
中には指示を仰ぎ、仕事をもらっている方が楽で良いと思う人もいます。
その人たちにとって、Web3.0の世界が幸せなのかというと疑問に思えます。
もちろん、最終的には全体最適化されるので、そういう人たちが生きていけない社会にはならないでしょう。
ただ、生きづらさを感じている今の若者の代わりに、新たに生きづらさを感じる人たちになるのではないかと思います。
また、一般の人たちがWeb3.0の世界に入ってきた時も同様です。
ブロックチェーンやNFT、DAOなどWeb3.0を構成する技術は、一般の人たちが簡単に扱えるレベルのものではありません。
これらの技術に対応するサービスが作られ、これらの技術がより簡単に扱えるようになったとき、そこにはそのサービスを提供する側の何らかの支配が存在します。
今で言うGAFA(GAMMA?)のような存在が現れたとき、私たちはまたプラットフォーマーによる中央集権的社会に戻っていくことになります。
伊藤穰一氏の著書『テクノロジーが予測する未来』には以下の一節があります。
「はたしてテクノロジーは私に何をしてくれるのか」という受け身の姿勢ではなく、「テクノロジーを使ってどんなことをしようか」と、積極的にコミットしていく姿勢が重要になってきます。
『テクノロジーが予測する未来』
一般の人たちも積極的にメタバースを体験したり、DAOに参加して役割を担ったりしながら、その中でどう生きて行くのかを模索する必要があるでしょう。
分からないから誰かに従うというのは、Web3.0の思想からは外れてしまうのです。
AIで世界が変わる。Web3.0で世界が変わる。
しかし、必ずしもすべての人にとって良い世界に変わるとは言い切れないということは、認識しておくべきです。
テクノロジーはツールであり、そのツールを使ってどんな社会をつくっていくのかというゴールは、僕たちが決めること
『テクノロジーが予測する未来』
自分にとって良い世界を作るためには、主体性を持ち積極的にWeb3.0による社会変革に参加する必要があります。
どんな世界が待っているにせよ、主体性を持たない人たちには生きづらい世の中がやってきそうですね。
Web3.0の時代に必須となる主体性は、世界的ベストセラーである書籍『7つの習慣』の第1の習慣のテーマになっており、他の6つの習慣の土台となっています。
仕事に対する不満、職場に対する不満、家族に対する不満。
お金があれば、あの人が変われば、会社が悪い、社会が悪いなど、私たちは現状に対する不満を他者や環境に求めがちです。
しかし、
人生が条件づけや状況に支配されているとしたら、それは意識的にせよ無意識にせよ、支配されることを自分で選択したからに他ならない。
『7つの習慣』
のです。
今後確実にやってくるWeb3.0の時代において、テクノロジーが悪い、暗号資産の脆弱性が悪い、時代が悪いと不満をもらすだけでは、支配される人生を自ら選択することになります。
来るべきWeb3.0の世界で彷徨わないように、主体性を発揮してDAOに貢献ができるようになるために、この機会にあなたも『7つの習慣』を学ぶことをオススメします。
しかし、『7つの習慣』は一人では読まないでください。
『7つの習慣』は第5の習慣を除いて「どうしたらいいのか」が書かれていません。
抽象的な内容が多いため、時間をかけて読んでも良い本だったで終わる人が多くいます。
そこで活用いただきたいのが「7つの習慣・実践会」です。
フランクリー・コヴィー・ジャパン社の公認団体が提供している、1年全12回を通して『7つの習慣』を学ぶ実践読書会です。
曖昧な内容が多い『7つの習慣』を、書籍の黙読と参加者同士のシェア、そして多彩なワークを通じて、自分事として落とし込み、日々の実践を通して理解をしていきます。
全12回を終えた時、あなたは『7つの習慣』を読み込んだだけでなく、自信を持って『7つの習慣』の実践者と言えるようになります。
そして、『7つの習慣』の土台である主体性を身に着け、Web3.0の時代に活躍できる人格を伴に育てていきましょう。
仲の良い友人や仲間と『7つの習慣』を学ぶ旅路を是非楽しんでください。
– 今週のHiro’s本棚 –
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