結局、世界も他人も私たちが思うようにできている

「あいつ駄目だよね」という私たちの期待は概ね叶えられています。豊かで平和な日本で反骨心を期待することは無理でしょう。これからの時代に一見駄目な部下のパフォーマンスが良くなる接し方とは?


みなさん、こんにちは。
Life Quest Allianceの福永です。

WBC日本代表、優勝おめでとうございます。
前回優勝したのは2009年ということで、14年ぶりの快挙になりましたね。
本当に素晴らしい試合でした。
特に準決勝での村上選手の逆転サヨナラ安打に日本中が湧いたのではないでしょうか。
私も休みだったので妻と一緒に観戦していて盛り上がりました。

村上選手は今回のWBCではずっと結果を出せずに悩んでいましたね。
そんな村上選手に対するバッシングも酷かったです。
2009年に日本を優勝に導く決勝打を放ったイチロー選手も、WBCでは不振によるバッシングを受けていました。

本来応援しているはずのファンが、なぜバッシング行為をするのでしょうか?
私たちのすべての言動の裏には肯定的な意図が隠れています。
バッシング行為をするファンも最初からバッシングをしたいわけではなく、その選手に活躍してほしい、チームに勝ってほしいという思いが根底にあるはずです。
しかし、チームを応援する気持ちから出たバッシングでも、表面的な言葉は選手に駄目なレッテルを貼ることになります。
レッテルを貼る行為は、周りからそう見られているという相手の意識を強めます。

私たちは他者に対して、そこにどんな姿を映してあげているだろうか。そして、それらは彼らの人生にどれだけの影響を及ぼしているだろうか。他者の姿は、その人の人生に計り知れない影響を及ぼしているのである。

『7つの習慣』

自己達成予言という言葉が『7つの習慣』に出てきます。
私たちが相手のことを駄目だという目で見て接していたら、どんなに優秀な人でもパフォーマンスが落ちていきます。
与える仕事や期待するパフォーマンスのハードルが下がり、相手にかける言葉も期待をしていない感が醸し出されるからです。

課題のハードルが低ければ、それを乗り越える努力も不要なのでまず成長しません。
期待をされていないとわかれば、期待に応えようとがんばることもしません。

私たちが相手を駄目だという目で見ることで、相手は逆に私たちの期待に応えて駄目な人になっていきます。
発破をかけるつもりでも、バッシングは相手がダメになるように私たち自身が願いをかけるようなものなのです。

では、どうすれば良いのでしょうか?
『7つの習慣』では、ゲーテの言葉を引用して、次のように述べています。

現在の姿を見て接すれば、人は現在のままだろう。人のあるべき姿を見て接すれば、あるべき姿に成長していくだろう。

『7つの習慣』

「人のあるべき姿を見て接する」とは、その人の可能性を信じることです。
あなたが相手の可能性を信じて、相手に対してそのように接することで、相手は徐々に本来の姿を取り戻していきます。
即効性のあるものではありません。
諦めずに相手を信じ続け、相手がうまく行動できるような接し方を工夫することが、あなたにできる主体的な行動になります。
記憶よりも想像力を使い、無駄なレッテルを貼らずに新鮮な目で相手と向き合いましょう。
それが、あなたが本来手に入れたいものの自己達成予言となっていきます。

不振に悩んだ村上選手を、栗山監督は9回裏逆転のチャンスの場面で交代しませんでした。
村上選手なら打てると栗山監督が信じ抜いたことが、あの逆転サヨナラ安打につながりました。
栗山監督が選手を信じた自己達成予言が、今回の優勝につながったのだと思います。

今、あなたは誰のどんな可能性を信じて接しようと思いますか

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