Life Quest Alliance 
あなたが望む状況を得るための鍵となる人物は誰ですか？
アドラー心理学の理論の一つ「対人関係論」では、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」とされます。
何かを思い悩む多くの場面で、あなた以外の誰かが存在しています。
仕事では上司や同僚、部下かもしれませんし、プライベートでは家族や友人などが挙げられます。
その人たちとの関係性によって、私たちは日常的に悩みを持ちます。
これは悩みの解消だけでなく、目標達成や課題解決についても言えることです。
目標の達成を支援してくれる人、あるいは課題の解決に欠かせない人、そして参考になる人などもいます。
独りで生きているという人にも、国や地域といった社会に属している以上、他人存在は欠かせません。
御飯食べるだけでも、レストランやスーパーの店員だけでなく、食材を作る農家やそれを運ぶ人たちなど、多くの人と関わっています。
イタリアの物理学者カルロ・ロヴェッリ氏は著書の中で次のように語っています。
この世界は、さまざまな他者との関係によって生じる事実の網であって、それらの関係は、物理的な存在が相互に作用するときに現実のものとなる。
『世界は「関係」でできている』
よく分からないですよねｗ
人間関係を図式すると以下のような感じでネットワーク（網）が構成されています。
そして、たとえば同僚Bの紹介で、友人Bとの間に何らかの接点が生じた時に、関係性が生まれると言います。
このように、私たちの生活の中には、必ず他者が存在しているのです。
私たちが望む状況を手にするためには、自分ひとりで頑張るという選択もできます。
しかし、それでは自分の限界（能力や時間など）が手に入れられるものを制限してしまうことになります。
自分の限界を超えて、望む状況をより多くより短時間で手にするためには、他者との協力は欠かせないものです。
そう考えた時、あなたが望む状況を得るための鍵となる人物は誰でしょうか？
この人がいてくれたら目標に早く近づけるという人、課題の解決がスムーズに進むだろうという人は誰でしょうか。
その人に是非コンタクトを取ってみましょう。
もし、そのような人が周りにいなければ、どのような人がいてくれたら良いのかを考えてみましょう。
出会いたい人物像を明確にすることで、脳がそのような人を探そうとしてくれるため出会いやすくなります。
悩みのタネになっている人がいるなら、その人と話をしてみましょう。
私たちは自分の観たいと望む世界を観ています。
お互いの共通認識を多く持ち、同じ世界が見えてくることで、解決は時間の問題となります。
対人関係の問題は、独りでもがいていても解決しづらいものです。
鍵となる人を特定し、その人とどのような関係性を築けば望む状況を手に入れられるのかを明確にすることで、あなたが望む状況を得ていきましょう。
しかし、アドラーが「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」というように、一人で人間関係の悩みを解決できるのであれば、私たちはこんなに日々悩みません。
森に入り込むと、目の前の木々は見えても、森の全体像は見えません。
あなたが人間関係の森の奥深くに入り込んでいる中で、人間関係の網を俯瞰することは難しいでしょう。
コーチは第三者の立場から、あなたの森を俯瞰します。
あなたが進む方向が正しいのか、迂回道はないのか、その先に何が待ち受けているのかを明らかにして、あなたに伝える役目を果たします。
一人では人間関係の問題に対処が難しいと感じているのであれば、是非コーチを頼ってみてください。
ただ読むだけでなく、日常生活で使える実践的なワークは、5分から10分のスキマ時間に取り組めるものばかり。
日常のストレスから解放され、仕事やプライベートで目標に向かって前進することができるでしょう。
