おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。
1月に入ってから、目標設定に関するお話を続けてきました。
今回は、目標を達成できる人とそうでない人の差は、能力や才能の違いではなく、目標に対する「努力のスタンダード(基準値)」の違いにあるという視点をお伝えしたいと思います。
箱根駅伝に学ぶ「勝つ組織」の基準
日本の正月の風物詩である箱根駅伝、皆さんご覧になられたでしょうか。
私も毎年楽しみに観戦していますが、毎回思う疑問があります。
それは、なぜ関東学生連合チームは優勝争いに絡んでこないのかということ。
コレ!という明確な理由を、私も持ち合わせているわけではありませんが、マインドのレベルの差は、もしかしたら関係しているのでは?と思っています。
それは、「ゴールの高さ」にあるのではないかと。
青学や駒澤といった強豪校の選手たちは、日々「箱根で優勝すること」を絶対的なゴールとして生活の全てを捧げています。
彼らにとって箱根を走ることは通過点であり、目指すは「頂点」のみです。
一方で、箱根常連校ではない大学の第一義的な成功は「箱根駅伝という夢の舞台を走ること」になってはいないでしょうか。
「優勝する」という目標と「出場する」という目標。
このゴールの高さの違いは、日々の練習の質、食事管理、メンタルの持ち方、そして1秒を削り出す執念といった「努力のスタンダード」に圧倒的な差を生み出してしまいます。
これはビジネスの世界でも全く同じことが言えます。
例えば、今期の目標が「対前年比105%」の場合と、「市場シェアNo.1の獲得」の場合。
前者では、社員の思考は「今のやり方を少し改善して、残業を増やせばなんとかなる」というレベルに留まります。
しかし後者の場合、今の延長線上の努力では絶対に届きません。
だからこそ、業務プロセスを根本から見直し、不要な会議を廃止し、ITツールを導入して自動化を進めるといった、ドラスティックな「仕組み化」を考えます。
Google社が掲げる「10x(テンエックス)」、つまり10倍の成果を目指すという考え方があります。
普通に考えて、目標を10倍なんて無理と思うでしょう。
しかし、だからこそ根本的な前提を疑い、全く新しい方法、つまりイノベーションを探し始め、これまでとは違う成長を生み出せるのです。
例えば、10倍の売上のある企業は、この作業を手作業でやっているだろうか?とか。
楽天も、創業間もない頃から世界を目指していましたし、流通総額1兆円を目標として掲げていました。
そのための戦略を考え、仕組みを作り、行動してきたことで、今やその両方を達成しています。
多くの管理職や経営者が、「頑張っているのに成果が出ない」と嘆きます。
しかし、厳しいことを言うようですが、その「頑張り」の基準が低すぎる可能性がありませんか?
「メールの返信は24時間以内でいい」と思っている人と、「即レスが基本、遅くとも1時間以内」と思っている人では、1年後に築かれる信頼関係の資産に雲泥の差がつきます。
「売上が下がったのは景気のせい」と考える人と、「景気が落ち込んでいる今が売り時」と考える人では、会社の生存確率がまるで違ってきます。
これはもはや努力の量ではなく、努力の「質と基準」を見直す必要があるということです。
目標を「箱根に出場するレベル」から「箱根で優勝するレベル」に引き上げた瞬間、今まで「十分だ」と思っていた行動が、実は「不十分」であったことに気づくはずです。
「すでに成功した経営者」「すでに目標を達成した管理職」をイメージしたときに、彼らはどんな振る舞いと行動をしているでしょうか。
それらの行動を今この瞬間から行ってみましょう。
「祈る時、すでに成就したものと思え」とよく言われます。
脳は現実と鮮明なイメージの区別がつきません。
あなたが「私は業界トップのリーダーだ」と本気で思い込み、そのように振る舞い始めると、脳はそのセルフイメージと現状のギャップに強烈な違和感(認知的不協和)を覚えます。
そして、その違和感を解消するために、現実の方をセルフイメージに合わせようと無意識に努力の基準を引き上げてくれます。
スタンダードを上げるとは、苦しい時間を増やすことではありません。
むしろ逆で、基準を上げて仕組み化することで、無駄な迷いや手戻りがなくなり、生産性は飛躍的に向上します。
結果として、残業時間は減り、利益は増えるという好循環が生まれます。
あなたが圧倒的な高い基準を示し、それを実現するための仕組みを提供すれば、組織も自律的に動き始めます。
「まあ、こんなもんでいいか」という妥協を捨て、「これこそがプロの仕事だ」と胸を張れるレベルまで、日常業務の一つひとつを磨き上げていく。
その積み重ねだけが、ライバルとの間に埋められない圧倒的な差を作り出します。
目標達成において重要なのは、単に努力の量を増やすことではなく、目標設定の高さを変えることで「努力のスタンダード(基準値)」そのものを引き上げることです。
箱根駅伝の例のように、「参加」を目指すのか「優勝」を目指すのかで、日々の行動の質は劇的に変わります。
今日から、あなた自身と組織の「当たり前」のレベルを見直してみてください。
その基準の差こそが、将来の圧倒的な成果への第一歩となります。
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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