あなたはウェルスダイナミクスをご存知でしょうか。
今回、私はウェルスダイナミクスのシニアプラクティショナーの資格を取得しました。
今後は、組織開発の支援を行うコンサルティングのメニューの中に組み込んでいきます。
資格認定は講座を受ければもらえるものではなく、デモセッションも厳しく評価され、私も一部理解不足だと一度不合格を言い渡されました。
ウェルスダイナミクスの資格保有者は、その分確かな知識を身につけられているのだなと感じます。
今回はウェルスダイナミクスが、企業にとってどう役に立つかをご紹介します。
人材の違いを強みに変えるマネジメント
組織マネジメントにおいて抱える共通の悩みとして、多くの経営者が社員のパフォーマンスが上がらないことを挙げています。
私も楽天で開発組織のマネジメントをしていた頃、何度も人材配置に頭を悩ませました。
「適材適所」という言葉は簡単ですが、実際には「誰が何に向いているのか」を見抜くのは至難の業です。
性格テストや過去の実績だけでは判断できないことも多く、配属のミスマッチは企業の成長を大きく妨げます。
そんな中、私が出会ったのが「ウェルスダイナミクス」でした。
ウェルスダイナミクスは、個人の思考やエネルギーの傾向から8つのプロファイルに分類し、それぞれがどのような環境や役割で最も能力を発揮できるのかを明らかにする、いわゆるタイプ診断テストです。
単に個人の特性を知るだけではなく、ビジネスにおけるステージをも知ることで、目指すべきステージと、そこに至るために何をスキルとして習得しなければいけないのかが明らかになります。
ウェルスダイナミクスは単なるタイプ診断ではなく、実践するためのメソッドなのが大きな特徴です。
この理論に出会って適材適所は感覚でやるものではなく、仕組みで行えるものに認識が変化しました。
たとえば、営業職としてなかなか成果を出せずに悩んでいた人が、ウェルスダイナミクスの診断を通して分析力の強みを認識し、経理に異動して評価されるようになったケースなどがあります。
これはほんの一例にすぎませんが、こうした事例を目の当たりにするたびに「人は向いていない場所では苦しみ、向いている場所では輝く」ことを実感します。
ある人には自然にできることが、別の人には難しいのです。
そこを理解しないまま、「なぜ、できないんだ」と詰め寄っても成果はなかなか上がらないのが現実です。
経営者として重要なのは、「社員の努力不足」を責めるのではなく、「この人が力を発揮できる場所はどこか?」という問いを持つこと。
そしてその答えを、感覚や主観ではなく、科学的・構造的に導き出すことです。
ウェルスダイナミクスを活用することで、次のような変化が生まれます。
- 適材適所が感覚ではなく「構造」で行えるようになる
- 社員の強みを活かした配置が可能になり、社員のモチベーションと生産性が向上する
- ミスマッチによる離職や機会損失を減らせる
- 個々人の違いを理解し、衝突ではなく補完しあう関係性を築ける
これは単なる「人事施策」ではなく、「経営戦略」そのものです。
特に、少数精鋭で戦う中小企業にとっては、一人ひとりの力を最大限に活かせるかどうかが生死を分けます。
人材を採用すること以上に、今いる人材を本当の意味で活かし人財にすることが、企業の競争力を高める近道です。
組織がうまく機能しないとき、真の問題は「人が足りないこと」ではなく、「人が活かされていないこと」かもしれません。
そこで、コンサルティングの一環として、ウェルスダイナミクスを活用した組織づくりの支援を行っていきます。
経営者が「この社員はダメだ」と諦める前に、「この人は何者で、どこで輝けるのか?」という問いを持ち、一人ひとりの違いを「強み」として組織に活かせる会社を増やすために活動していきます。
ウェルスダイナミクスは診断テストだけでなく、その後に診断セッションを行います。
テストレポートだけでは理解できない自分の強みを確信し、次にすべき実践を決めることができます。
まずは、コンサルティングのクライアントを中心に展開していきます。
ご興味があれば直接お問い合わせください。
また、以下より簡易テストを受けることができます。(無料)

より詳細なテストはこちらから受けられます。(有料)
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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