人間関係は企業にとっての最大のリスク|早期対応の重要性

人間関係は企業にとっての最大のリスク

楽天で学んだ会社を急成長させるPDCA-S

おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。

先日、クライアントをご紹介いただいた楽天時代のメンターと御礼を兼ねてランチをしました。
夜の飲み会も良いですが、同じ金額でちょっと豪華な食事ができるランチの方が好きかもしれません。

その時の話題で、企業で一番問題になるのはやっぱり人間関係だよね、という話になりました。
人間関係のトラブルは放っておくと取り返しのつかないものになるよねと。

人間関係は企業にとっての最大のリスク|早期対応の重要性

事業やプロジェクトの失敗は、一見すると企業に大きなダメージを与えるように見えます。
しかし、実際には多くの失敗が数ヶ月もすれば忘れられ、改善策や新しいチャレンジで上書きされていくものです。
また、その失敗を改善することで、その後大きく成長できる可能性に溢れています。
だからと言って、失敗が軽視されるべきではありませんが、組織にとって本当に根深く、長期的に影響を及ぼすものは「人間関係」のトラブルでしょう。

人間関係の問題は、事業の失敗と違ってリカバリーが難しく、しかも長く尾を引きます。
一度こじれた関係は自然に元に戻ることは稀で、放置すればするほど、個人間の問題は組織全体の文化の問題として扱われるようになってしまいます。

フジテレビのハラスメント問題を例にとると、その事案が発覚してからずいぶんと時間が経っているにも関わらず、いまだにその印象が企業ブランドに影を落としています。
CMは本来であれば企業の宣伝が流れるはずが、ドラマや映画の告知がその多くを占めています。

セクハラは一発アウトですが、パワハラは多くの企業で許容されがちです。
特に昭和を生きてきた管理職は、昔はもっと酷かったと、多少のことはパワハラとすら思っていません。
仕事に真剣に向き合えば向き合うほど、感情が高ぶってしまうことは、人間として否めないでしょう。
しかし、相手が不快になる行為はやはり自重すべきです。
特に管理職ともなれば、力に頼らなくても周囲を動かせる術を身につけたいものです。

パワハラとまでいかない社内の人間関係におけるトラブルの多くは、最初は些細なすれ違いから始まります。
部下が上司の言動に違和感を覚える、同僚との連携にストレスを感じる、あるいはチーム内の小さな無視や陰口など。
最初は「我慢すれば済むこと」と処理されがちですが、本人の中に蓄積された不満は、ある日一気に爆発します。

大切なのは、小さなトラブルでも報告を受けたタイミングで会社がどう動くかです。

「上司からパワハラを受けた」と訴える社員が現れたとき、企業としてすぐに対処せず長期に放置した場合、当事者の不満の矛先は個人から企業へと変わっていきます。
最初は「上司の◯◯さんが」だったものが、「上司の◯◯さんを認めている会社が」に変わるのです。

その結果、退職した社員が企業の口コミサイトに「パワハラを容認する会社だ」と書き込む。
現在では、こうした情報は求職者が企業を選ぶ際の判断材料にもなっています。
一度「人間関係が悪い」「管理職が高圧的」といった評判が立てば、企業の採用力は著しく低下し、優秀な人材の確保が困難になってしまいます。

人間関係のトラブルは個人の「感情」が絡むため、対応は難しく、面倒に捉えられがちです。
プロジェクトの失敗であれば、数字や事実をもとに再発防止策を講じることができます。
しかし、人間関係の問題は、相手の受け取り方やその場の空気、過去の経験など、さまざまな主観が混ざり合っています。
放置すればするだけ、その感情はどんどん成長していきます。

逆に言えば、人間関係の問題は早めに対処すれば難易度も下がるということです。
気がついた時が、解決するベストなタイミングです。
もちろん、初期対応したからといって、完全に解決できるとは限りません。
それでも、事情を確認したり、是正指導をしたり、チームを分けるなどの対処を行えれば、個人間の問題が対企業にまで発展することは少なくなるでしょう。

人は感情の生き物です。
完璧な人間も存在しません。
違う考えや経験があるからこそ、生まれる価値があります。
その中では当然のように人間関係のトラブルは発生します。
その時に、いかに早く向き合えるかが大切になります。

私も過去、人間関係のトラブルが配下のチームで発生した時に、上手く対処できなかったことがあります。
間にいたリーダーに対応をすべて任せてしまったのです。
結局、片方が退職をしてまいました。
あの時、すぐに双方の話を聴くなどしていれば、違った結果になっていたかもしれないと後悔しています。

なので、重要なのは「対話」の文化を醸成することです。
すれ違いや衝突が起きたとき、誰かが気づき、対話の機会を作れる組織であることが、トラブルの芽を早期に摘む唯一の方法です。
距離が離れてしまう前に、率直な気持ちを伝え合える風土を整えることが、強い組織の土台となります。

人間関係のトラブルは、企業の存続に関わる重大なリスクになりかねません。
しかし、気づいたときに真摯に対話を重ねることで、逆に組織の信頼を高める、社員の結束を強くするチャンスにもなります。

もし今、あなたの中で気になっている人間関係があれば、まずは当事者に話を聞いてみてはいかがでしょうか。

それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。


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