Time is moneyで考えると怖い時間の無駄遣い

月曜朝会

おはようございます。Life Quest Allianceです。

皆さんはお金を無駄遣いする方でしょうか?
100均でついつい余計な物を買ってしまう、ストレスで爆買いしてしまうなど、必要のないものを買い込んでしまう人は少なからずいます。
一方で無駄遣いをせずに倹約に努めているという方もこのご時世多くいます。

しかし、「時間」についてはいかがでしょうか。
私たちはお金ほどには時間の無駄遣いについて考えられていないかもしれません。

Time is moneyで考えると怖い時間の無駄遣い

スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』に時間管理のマトリックスというものがあります。

本当の「しなければいけないこと」とは? : 時間の使い方を再定義する

物事を「緊急」軸と「重要」軸で分けたものですが、普段から「時間がない」と言っている方は第III領域の活動に時間の多くを使っている場合が見られます。
第III領域は区分けでいうと「緊急」だけれど「重要」ではないことです。
たとえば、突然かかってくる電話や着信したメッセージ、他者からの頼み事や会議依頼など、要は「他人にとって優先順位が高い」ものになります。
これらに時間を使われてしまうと、自分にしかできない仕事や貢献をする時間が削られてしまうのです。

やらなくてはいけない仕事があるのに、上司から急な仕事を頼まれたり、部下の相談に乗ったりしていて、結局自分の仕事をする時間が無くなってしまう経験は会社員ならあるかと思います。
どんなに働いても仕事が終わらない、次から次へと仕事が来ると思っている人は、この第III領域の罠に陥ってしまっているのです。
しかし、多くの人がこの状況をなんとかしようとは考えていません。
仕方がないことだと諦め、受け入れてしまっていることでしょう。

あなたは以下の話を読んでどのように感じますか?

あなたは今80,000円を持っています。
今日どうしても40,000円の買い物をする予定があります。
しかし、先輩から「急ぎだから30,000円貸してくれ」と言われ、しぶしぶ貸しました。
後輩からちょっと相談したいと5,000円を要求され、それが3件も続きました。
隣人からお願いしたいんだけどと10,000円持っていかれました。
夕方には町内会の集まりで15,000円取られました。
周りの人たちからお金を要求され、気づいたら手元には10,000円しか残っていません。
あなたは仕方なく30,000円の借金をして買い物をしました。

たぶん多くの人がそんな馬鹿な人はいないと思うでしょう。

では、以下のように言い換えたらどうでしょう。

あなたの勤務時間は8時間で
今日中に片付けなければならない仕事に4時間必要とする中、
上司からも3時間かかる仕事を頼まれ、
3人の部下から30分ずつ相談され、
別部署から1時間の会議を入れられ、
夕方は部内の会議に1時間半取られ、
仕方なく3時間残業して仕事を終わらせた。

私たちはお金で考えると馬鹿だと思えることを、時間については日常的に行ってしまっています。
“Time is money”と言われますが、時間をお金のようには考えられていないのです。

では、どうしたらよいのでしょうか。

皆さんは「お金を貸して」と言われても余裕がなければ断りませんか?
相手との関係性においては借金をしてでも貸すという場合もあるかもしれませんが、日常的には断るのではないかと思います。

時間も同じです。
相手との関係性をちゃんと意識したうえで、相手にとって優先順位が高いだけのものは断ればよいのです。
断ったら相手に悪いと思うのは、私たちの勝手な解釈でしかありません。

もし本当にあなたの助けが必要なら、いつなら大丈夫か相手から聞いてきます。
その時、あなたにとって都合のよい時間や締め切りを伝えれば、相手の優先順位をあなたの優先順位の中でコントロールできるのです。

私はこの考え方で他者からの依頼や会議をコントロールし、毎日夜遅くまで残業する状況が、定時には仕事が終わるようになりました。

「人は時間を管理することはできない」とある経営者がおっしゃっていました。
「ただ、イベントを管理できるだけ」だと。

人生の限られた時間の中で、何のイベントをいつ行うのか。
私たちにはその選択を行う権利と能力があります。
あなたは今日、何に自分の命を使いますか?

それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。


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書籍『7つの習慣』は読まないでください。
この本は読んでも「良い本だったね」で終わりがちな本の一つです。
著者のコヴィー博士は『7つの習慣』を「読むものではなく実践するもの」とおっしゃっていました。
しかし、抽象的な内容が多く実践するのも難しいのが『7つの習慣』でもあります。

しかし、実践できれば、私のように時間に追われる状況から抜け出すことも可能です。
会社のミッションやビジョンが浸透し、社員が主体的に動き出すように変化した経営者もいらっしゃいました。
離婚の危機から夫婦で会社経営を始めた方や、十数年会話のなかった息子と話せるようになった方など、『7つの習慣』の実践を通して変化された事例は数多くあります。

7つの習慣・実践会では、書籍の内容を自分事に落とし込むワークを通じて、『7つの習慣』を実践できる場を提供しています。
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