なぜ指導しても成果が出ないのか?|VUCA時代に必要な「得意」を活かす人材戦略

なぜ指導しても成果が出ないのか?|VUCA時代に必要な「得意」を活かす人材戦略

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おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。

才能経営®をご存知でしょうか。
書籍にも書きましたが、何でもできる社員を長年かけて育てるのではなく、社員一人ひとりの特性を活かして生産性を上げる仕組みのことです。

複雑で変化の激しいVUCA1な時代において、「何でも卒なくこなせる人材」を追い求めるのは、もはや非効率です。
むしろ、社員一人ひとりが「得意」を活かして仕事に取り組む方が、生産性もモチベーションも飛躍的に上がります。

では、この「得意」はどう活用したらよいのでしょうか。

なぜ指導しても成果が出ないのか?|VUCA時代に必要な「得意」を活かす人材戦略

ここで言う「得意」とは、努力しなくても自然にできてしまうこと。
本人は意識していなくても、周囲から「よくそんなことができるね」と驚かれるような特性です。
たとえば、斬新なアイデアをどんどん出せる人、初対面の人ともすぐに打ち解けられる人、場の空気を和ませるのが上手な人、緻密な分析が得意な人など、それぞれに違った「強み」があります。
これらは他の人から観たらすごいことでも、やっている本人はなんてことなくできてしまうのです。

この「得意」を活かす方法には、2つのパターンがあります。

ひとつは、得意な業務を担当すること。
たとえば、人と関わるのが苦手だけれど数字に強い人には営業より経理や分析系の仕事に向いています。
アイデアが豊富な人は企画業務を、ルーティン作業に強い人にはプロジェクトマネージャーのような進行管理が適しているかもしれません。

もうひとつは、得意な方法で業務を行うこと。
同じ営業職でも、人付き合いが得意な人は対面の訪問営業を、分析が得意な人は顧客データを元にした提案営業を得意とするなど、同じ仕事でもアプローチの仕方はさまざまです。
現実にはすべての人に適材適所の業務を割り振るのは難しいでしょう。
なので、今の仕事の中で自分の「得意」をどう活かすかを考えます。

成績が上がらない社員に対して、いくら指導をしても改善しないことはありませんか?
それは上司と部下の特性が異なっていることが原因かもしれません。
特性が異なれば、上司の成功体験は部下の成功にはつながりません。
むしろ、指導してもらっても成績が上がらないことに部下は自信を失い、結果として退職につながるリスクが増えます。
これは、経営者・管理職にとっても大きな損失です。

こうしたミスマッチを防ぐために注目されているのが、才能経営®というアプローチです。
これは、社員一人ひとりの特性を診断し、その情報を社内で共有することで、適材適所の配置と協力体制を構築する手法です。

その基盤となるのが「タレントダイナミクス」という診断ツールです。
このツールを用いることで、誰がどんな強みや弱みを持っているかを見える化することができます。
すると、「自分の苦手」を他の誰かの「得意」が補う、真の意味でのチームが形成されるのです。

さらに、「タレントスペクトル」を活用すれば、社員の現在の仕事に対するマインドや視座も把握できます。
「もっと現場で輝きたいのか」「管理職を目指したいのか」など、社員の未来志向を可視化し、それに基づいた成長支援が可能になります。

これは単なる人事評価ツールではありません。
複雑で多様性に富んだ組織経営において、もはや欠かせないマネジメントインフラなのです。

ざっくりと把握するだけであれば、無料の診断テストで社員一人ひとりの特性がわかります。
導入を検討する前に気軽に試すにはよいでしょう。

今の時代、もはや「頑張れ」という言葉だけでは、業績は上がりません。
社員の得意を知り、活かし合うことこそが、業績を上げる新しいスタンダードになっています。

今日、あなたも社員の特性を知り、組織経営に活かしてみませんか?

それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。


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  1. VUCA:複雑で変化の激しい現代のビジネス環境を表す言葉
    – Volatility(変動性)
    – Uncertainty(不確実性)
    – Complexity(複雑性)
    – Ambiguity(曖昧性) ↩︎

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