私がコーチになったきっかけは、心理学NLPを学んだことにあります。
NLPとはNeuro Linguistic Programmingの略で、日本語では神経言語プログラミングと言われます。
NLPについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
今回は、コーチになるきっかけになったNLPをなぜ学び、なぜそこからコーチになるに至ったのかについて話していきます。
NLPとの出会い
NLPを学ぶきっかけは、当時の上司から「お前のコミュニケーションなんとかしろ」と言われたことがきっかけでした。
現在はコーチや研修の仕事をしているにも関わらず、私は人と話すことが苦手です。
特に「雑談」ができません。
正直、何を話したら良いのかわからないのです。
なので、誰かと一緒にいる時は、一方的にしゃべってくれる人か会話がなくても大丈夫な人でないと居心地がよくありません。
そんなわけで、飲み会でも自分は話さず、誰かの話を聞いている方が心地良いのです。
とは言え、社会人、しかも部長職にもなるとそうも言っていられない(という前提)ので、コミュニケーション改善に取り組むことになりました。
まず本屋に行き、雑談やコミュニケーションと書かれた本を手に取りますが、パッとしません。
次にWebで「コミュニケーション」をキーワードに検索したところ、NLP-JAPANラーニング・センターのページが出てきました。
「何だこのNLPって?」と思いながら少し調べていると体験講座がある。
ということで、体験講座に行ってみることにしました。
体験講座は代表の芝さんが講義をしてくださり、NLPやいくつかの技法の紹介、また価値観のワークの体験をさせてもらいました。
価値観のワークで一緒にワークをした若い女性が、ふらっと会場を回っていた芝さんに「私、自分のことしか考えていない」と結果を伝えたのですが、「いいじゃないですか」と芝さんが一言。
それを見ていて「ここは誰でも受け入れられる文化なんだな」と思いました。
あの一言がNLPをここで学んでみようと思ったきっかけでした。
マスタープラクティショナーへの道
NLPプラクティショナーはプラクティショナーとマスタープラクティショナーの2つに分かれています。
講座の中では2つ合わせて「基」「礎」ができあがるとすり込まれますw。
(2つの受講が強要されることはありません)
プラクティショナー初日は周りの人とうまく話せず、「なんか怖い人がいる」と思われていたそうです。
(のちに、一緒にマスターまで進んだ仲間から教えてもらいました)
それでも、NLPの効果なのか徐々に打ち解けただけなのか分かりませんが、周囲と話すようになり、講義後の飲み会にも参加するようになりました。
その流れでマスターまで進みましたが、マスターやコーチングから一緒になった仲間からは「怖い人」というイメージは信じられないと言われたため、プラクティショナーで周囲に与える雰囲気は確実に変わったのだろうと思っています。
そしてコーチングの道へ
マスターが終わりに近づいた頃、NLPコーチングの案内がありました。
私はサポータータイプで、自分が全面に出るよりも後方支援を行うほうがパフォーマンスを出せるタイプでした。
部長として戦略を考え、それを部下に発表し、皆を引っ張っていくという仕事の仕方に、若干疲れていたというのもありました。
人を評価する立場というのも、実は心地よく感じないのです。
NLPを受けたから余計にそう感じますが、「皆いい人で、それぞれが頑張っている」と思えてしまうのです。
そういう状況に悶々としている中で、コーチングは自分に合っているのではないかと考えるようになりました。
コーチと聞くと、多くの方はスポーツコーチを思い浮かべます。
コーチの知識や経験を活かして、スポーツ選手を指導し成長に導くような。
しかし、本来のコーチングはクライアントを導くことはしません。
コーチが先頭を歩いてクライアントを導くことは、本当の意味でクライアントが自分の人生を歩むことにはなりません。
コーチはむしろ、クライアントの後ろから、クライアントが歩みたい道の先を照らす存在なのです。
コーチングが自分に合っていそうだと感じたので、案内されたNLPコーチングを受けることにしました。
NLPコーチングとは、コーチングの伝統的な手法であるGROWモデルにNLPの要素を組み入れたコーチングです。
NLPは3人の天才セラピストの何が違いを生み出しているのかを研究することから始まりました。
人はこれまでの知識や経験から、出来事に対して様々な意味づけを行い、自分独自の思い込みを作っていきます。
日常生活の中では、それに従って反応(プログラム)するようになります。
好ましいものもあれば、中には思考や行動を制限してしまうプログラムも存在します。
NLPはワークを使うことで、好ましくないプログラムを再プログラミングすることができます。
NLPコーチングでは、クライアントの好ましくないプログラムをセッションの中で必要に応じて変えていきます。
クライアントが障害をどう乗り越えるか?ではなく、その障害自体を取り除いてしまうことで、通常のコーチングよりも格段に早く目標達成や課題解決を行うことができるのです。
また、セッションで使われるGROWモデル自体にもNLPの要素が織り込まれているため、ワークを行わなくても話しているだけでより高い効果を発揮します。
目標を持った私のクライアントも、最初に掲げていた目標の半分くらいの時間で、目標を達成する方も大勢いらっしゃいます。
NLPプロコーチ認定講座はNLPを知らない人でも受講可能な講座になっていますので、より高い効果のあるコーチングを学びたい方にはオススメです。
私も今では、このコースのアシスタントとして後進の育成に時折携わっていますので、お会いできるかも知れませんね。
NLPを学ぶことで、人はどのように思考し、脳はどのように私たちの人生に影響を与えているのかを深く知ることができました。
その流れで量子力学にも興味を持ち、引き寄せの法則が科学的に説明できることも知りました。
また、コーチという天職にも巡り会えたことは、私の人生にとっては大きな出来事になっています。
まだまだ怪しいと言われることの多いNLPですが、そのうち「なぜNLPが効果を発揮するのか」を科学が解明してくれるでしょう。
壺を売られるような宗教的要素もないので、人間関係やコミュニケーションに困っている場合は、一度体験講座から受けられるとよいかと思います。
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[…] のコーチングはクライアントの障害を一緒に探求しますが、NLPコーチングは障害をNLPで解消し、どんどん目標に向かって進んでいくことができます。詳しくは前回の記事を御覧ください。 […]