おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。
「衣食足りて礼節を知る」という言葉をご存知でしょうか?
これは中国春秋戦国時代の斉の名宰相・管仲の言葉です。
原文はもう少し長い文章ですが、日本ではこちらがよく知られています。
生きていくのがやっとの状況の中では、礼儀を説いても多くの人には受け入れづらいもの。
そのため、管仲は「予うるの取りたるを知るは政の宝なり1」を唱え、まず国民を豊かにし、それから国を豊かにするための税金を課しました。
どこかの国にも参考にしてもらいたい考えですね。
成果を得たければ、まず与えよ|古典に学ぶコミュニケーションの極意
「まず与えてから取る」という思想は、現代の経営や人間関係にも通じる、極めて本質的なアプローチだと考えています。
息を吸うためにはまず吐かなければいけません。
同じように、自分が何かを得たいなら、まずは何かを与えることが必要です。
相手の心を動かし、長期的な信頼関係を築くための、合理的な手段でもあります。
たとえば、ビジネスの基本であるコミュニケーションにおいても、それは明確に表れます。
情報を得たいと思うなら、ただ相手が話し出すのを待つだけでは不十分です。
自分が得たい情報があるなら、主導権を自ら握り、適切な質問を投げかける必要があります。
相手が勝手に話してくれる内容が、自分にとって価値のあるものとは限らないからです。
とはいえ、一度質問をしただけで欲しい情報が得られるとは限りません。
思うように答えてくれない相手に対して苛立つこともあるでしょう。
そんなときに重要なのは、「相手を責める」ことではなく、「問いかけ方を変えてみる」ことです。
質問の角度を変える、言い方を柔らかくする、真剣さを加えるなど。
あるいは自分が感情的になっていたのなら、少し冷静さを取り戻す。
問いかけに付随するこうした点も、会話の質を大きく左右します。
また、信頼関係も大きな要素です。
信頼が築かれていない段階で、どんなに上手に質問をしても、相手は心を開いてくれないことがあります。
信頼は一朝一夕で築けるものではないため、普段から時間をかけて相手との関係性を育むことが大切です。
このように、自分が何かを得るためには、まずは「与える」という姿勢が求められます。
これはコミュニケーションに限らず、あらゆる人間関係、そして組織づくりにも通じる原則です。
部下の信頼を得たいなら、まずは彼らを信じ、任せることから始める。
生産性を上げたいのであれば、彼らが必要としているものを与え、障害となるものを排除する。
その積み重ねがやがて、自分自身に返ってきます。
大切なのは、「相手から何が得られるかは相手次第」であるという認識です。
権力で無理に得ようとすることは奪い取ることと同じです。
そこに長期的な関係性は生まれません。
だからこそ、相手が自然と与えてくれるような「環境」を整えることが大切です。
その環境をつくり出す努力なら、自分一人でもできますので。
今、あなたは何を得たいと感じていますか?
そのために今日、誰に何を与えてみますか?
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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- 「あたうるの とりたるをしるは まつりごとの たからなり」:与えたうえで取ることが政治の要諦である ↩︎
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