おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。
今年も残すところあと数日となりました。
すでに仕事納めを迎えている人もいれば、今日が最終日の方もいるでしょう。
大掃除をしながら、この1年を振り返っている方も多いのではないでしょうか。
皆様にとって、2025年はどんな1年になりましたでしょうか?
「売上目標を達成できた」「新しい組織体制が整った」という喜びがある一方で、「あのプロジェクトが結局進まなかった」「採用が思うようにいかなかった」「部下の育成に手が回らなかった」といった、心残りも少なからずあるはずです。
こうした「できなかったこと」を振り返る際、私たちはつい「時間がなかったから」「リソースが足りなかったから」「景気が悪かったから」と、外部の要因を探してしまいがちです。
しかし、厳しいことをお伝えするようですが、私たちが「できなかった」と感じていることの多くは、実は「できない」のではなく、心のどこかで「やらないと決めた」だけなのです。
目標の未達は「できなかった」のではなく「やらない」と決めただけ
こう聞くと、少し突き放されたように感じるかもしれません。
しかし、これは決して自分を責めるための言葉ではありません。
むしろ、自分自身の人生と仕事を自分の手に取り戻すための、極めてポジティブな出発点になります。
アドラー心理学では、人間の行動にはすべて「目的」があると考えます。
私たちがそのタスクを完了しなかったのは、それを後回しにしてでも、別の何かを優先したいという「目的」があったからです。
「現状維持」を選んだり、失敗して傷つくリスクを避けたり、あるいは目の前の緊急なトラブル対応を優先することを選んだ結果なのです。
『7つの習慣』にこんな言葉があります。
成功者たちの共通点は、成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身に着けているということである。彼らにしてみても、必ずしも好きでそれを行っているわけではないが、自らの嫌いだという感情をその目的意識の強さに服従させているのだ
『7つの習慣』
※ 強調筆者
目標を達成し続ける人も、私たちと同じ人間です。
面倒くさいと思うこともあれば、逃げ出したい衝動に駆られることもあります。
しかし彼らは、その一時的な感情を、自らの高い「目的意識」によって制御しているのです。
とはいえ、これでは目標を達成し続けられる人だからできること、で終わってしまいます。
コヴィー博士も「意志の力だけでは、自分中心の生き方を効果的に律することはできない」『7つの習慣』と仰っています。
経営者や管理職の毎日は、予期せぬトラブルや人間関係の摩擦、数字のプレッシャーで溢れています。
そんな中で、個人の意志力など、あっという間に枯渇してしまいます。
大切なのは、意志の力に頼らずとも、自動的に体が動いてしまう「仕組み」を作ることです。
一つ簡単な仕組みをお伝えします。
それはすでに習慣になっていることや、定期的な予定に目標の実行を加えることです。
楽天では、毎週月曜日に全社員が参加する朝会が行われますが、その直後に必ず全員で掃除を行います。
三木谷さんご自身も、社長室を自ら掃除されます。
「毎週、自分の周りを掃除するように」と指示を出すだけでは、忘れたり忙しさを理由にしたり、やらない社員も出てくるでしょう。
だからこそ、「朝会が終わった」という明確なイベントをトリガー(引き金)にして、掃除という行動をセットにする。
「朝会が終わったら、次は掃除」というレール(仕組み)を敷くことで、意志力に頼らない状況を生み出しています。
これが、楽天の強さの根源である「凡事徹底」を支えています。
来年、あなたが「やると決めたこと」をやり切るために、どう「仕組み」を取り入れるべきでしょうか。
例えば、「出社してパソコンの電源を入れたら、まず10分だけ重要顧客のリストを見る」「毎週火曜日のランチ後は、部下のSNSや日報をチェックする時間をカレンダーに固定する」といった具合です。
更に、それらがちゃんと行われているかを定期的にチェックできれば、より客観的に目標に対する行動を振り返ることができます。
まめに記録をつけられる人であれば、タスクトラッカーなどのアプリを使うのもよいでしょう。
一人では無理という方は、似たような悩みを持つ人たちでグループLINEを作ってリマインドし合うのもよいですし、コーチを雇って定期的に第三者の目を入れるのもアリでしょう。
「できない」という言葉の裏に隠れた「やらない決断」を認めることは、勇気がいります。
しかし、それを認めた瞬間から、あなたは自分の運命のハンドルを握り直すことができます。
売上の減少も、人材の悩みも、組織の停滞も、すべては仕組みの問題として解決可能です。
今年できなかったことは、今日この瞬間に「過去の選択」として手放しましょう。
「人はその時々で最善を尽くしている」
今年、あなたは孤独な決断を繰り返し、部下と上司の板挟みに耐え、その時持てる力のすべてを使って最善を尽くしました。
まずはその自分を、心から労ってあげてください。
そして、また新たな1年が始まります。
次は「気合」という不確かなものではなく、「仕組み」という頼もしい武器を手に、最善を尽くしましょう。
あなたが「やると決めたこと」を、仕組みの力で淡々と、しかし確実に成し遂げていきましょう。
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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