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自分を知る、他者を照らす:効果的なフィードバックの秘訣

サンドイッチ・フィードバック

自己理解の難しさ、それはあなたも感じていませんか?私たちは他人の行動や性格を見抜くのは得意だけど、自分自身の真の姿にはなかなか気付けないもの。なぜでしょう?そしてそれを克服するにはどうすればいいのでしょう?このニュースレターでは、その答えを探求します。老子の名言からフィードバックの重要性、そして、より良いフィードバックの方法を学び、自己理解を深めるための一助としましょう。


先日ラジオで耳にした老子の格言「知人者智、自知者明」。
これは「他人を知る者は賢い、自分自身を知る者はさらに明晰だ」と解釈できます。
つまり、他人のことはよく分かるけれど、自己理解はもっと困難であるということを表した言葉です。
この言葉より、フィードバックの重要性について考えてみました。


私たちは他人の長所も短所も適切に評価できますが、自己評価になるとそれが曖昧になりがちです。
自分自身を過大評価したり、逆に過小評価したりしてしまうのは、自分自身の行動や態度は主観的な視点からしか見られないからです。
文字通り、自分の目で自分の姿や行動を直接見ることはできません。
これは、自身の行動が録画されたものを見るときに、多くの新たな発見があることからも明らかです。
そのためスポーツ選手たちは自身のプレーを録画し、反省点や改善点を見つけ出します。
ですので、自己認識のためには、自身を客観的に捉える手段、つまり行動を録画するか他人からのフィードバックを受ける必要があります。
他人が私たちのことを評価できるように、私たちは他人の視点から自己を理解することができるからです。

フィードバックという言葉は、Feed「供給する」とback「戻す」から成り立っています。
Feedは対話相手が成長するための「栄養分」を供給することを意味しています。
つまり、相手の行動に対して、相手の成長に役立つ情報を戻すことが本質的なフィードバックなのです。

私たちはフィードバックを行なう際、相手の欠点を指摘することに重きを置きがちです。
「あれが出来ていない」「あれは良くなかった」など、できなかった点に焦点を当てがちです。
更に、一部の人々は「なぜやらないのか」「どうして失敗したのか」など、問題の原因を詮索します。
確かに、原因の特定は同じ過ちを繰り返さないために重要です。
しかし、それは他人を追い詰めるためや、自身の怒りをぶつけるためではなく、建設的な解決策を見つけるためのものでなければなりません。

問題点ばかりを強調されても、結果として状況が改善することは稀です。
その理由は、「相手の成長につながる情報」がそもそも含まれていないからです。
失敗したことは、相手自身もすでに認識しているでしょう。
更に、問題点を指摘されると、多くの人は防御態勢に入ります。
反論したり、言い訳したり、相手の怒りが鎮まるのを待ったりします。
そして、指摘が終わると、ほっと安堵し、問題が起きた事自体をすぐに忘れてしまいます。

では、どうしたら効果的なフィードバックを行えるのでしょうか。
心理学NLPでは「サンドイッチ・フィードバック」を効果的なフィードバックとして紹介しています。
サンドイッチ・フィードバックは以下の手順で行います。

  1. ぱっと見で褒められること、ねぎらい、感謝などを伝える
  2. 改善が必要な点を伝える
  3. 全体的に良かった点を再度強調する

この方法では、最初に肯定的な意見を伝えることで、受け手が防御態勢に入ることを防ぎます。
ここでは、相手の行動や努力を認識し、それを褒めることが重要です。

次に、改善が必要な部分を伝えます。
ここで注意する点は、否定的な点を指摘するのではなく、どのように改善すれば良いかを伝えることです。
否定的な点を伝えると、相手が防御的になってしまい、以降の言葉を遮断してしまいます。
このことを避けるため、この部分は

「もっと良くなるためには、」

という形で始めます。
人は自己改善の可能性を提示されると、一般的にそれを受け入れやすくなるからです。

そして、「もっと良くなるためには、」の後に続く部分は、具体的な改善策だけを伝えることが重要です。
ですが、ここが一番難しい部分です。
なぜなら、否定的な点を指摘したいという衝動にかられることが多いからです。
私自身も、この衝動に抗うのが難しいと感じる時があります。
ここは、一貫した努力が求められる部分です。
なかなかできなくても、諦めずに挑戦し続けてください。

最後に、全体的に良かった点を再度強調し、褒め称えることで、サンドイッチ・フィードバックは完成します。

この方法を使うと、フィードバックを受ける人は反論や言い訳をせず、防御的な態度にも入る必要がありません。
相手にあなたが何を求めているのかが明確に伝わり、次回の行動に改善が見られることでしょう。


自己理解を深めるためには、まるで賢者のように明晰な洞察力を持つか、あるいは厳密な自己分析を行うかが必要です。
しかし、最も直接的で効率的な方法は、他人からフィードバックを受けることです。
上司、同僚、友人など、周囲の人々からフィードバックをもらうことで、自己理解を深めることができます。
時には苦痛を伴うフィードバックもあるかもしれませんが、それがあなたのパフォーマンス向上につながります。

しかし、役職が上がると、あるいは自分が会社の経営者や個人事業主になると、フィードバックを提供してくれる人が少なくなるかもしれません。
そのような場合、コーチを採用することを検討してみてください。
アメリカの企業経営者の多くはコーチを雇い、その主な理由は、客観的な視点からフィードバックを得られるからだそうです。

「コーチングってどんなもの?」
「コーチとの相性は?」

このような疑問があるなら、体験コーチングを用意しているコーチも多くいますので、あなたに合うコーチを見つけて、自身のパフォーマンスを向上させるためのフィードバックを日々受けてみてはいかがでしょうか。

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