高い目標を確実に達成するための3ステップ

高い目標を確実に達成するための3ステップ

多くのビジネスパーソンが、高い目標の達成に向けた道のりにおいて挫折を感じています。高い目標を設定したものの、時が経つにつれてその目標の遠さに気づき、途方に暮れていませんか?目標が遠すぎて達成不可能に感じるかもしれませんが、その目標を見失うことなく前に進む方法があります。この記事では、高い目標を設定する際の心理的な障害と、それを乗り越え、目標達成へと導く具体的なステップについて考察します。


年初に立てた目標はどれくらい達成できていますか?
既に達成した人もいれば、まだ完全には達成していないものの順調に進んでいる人もいるでしょう。
しかし、私たちの多くは、立てた目標に到達できていないだけでなく、時とともに立てた目標を忘れてしまっていることもあります。
目標達成に困難を感じている理由と、それに対する対処法について、特に数値目標を立てているケースで考察してみます。

なぜ高い目標は達成困難なのか

目標を達成できない理由は多岐にわたりますが、その一つに目標の数値が高すぎることが挙げられます。
高い数値目標はチャレンジングであり、達成時の満足感も大きいです。
しかし、目標の数値が高いと、以下のような状況が生じることがあります。

  1. 目標達成の困難によるモチベーションの低下
  2. 達成後の不安

目標達成の困難によるモチベーションの低下
目標を立てた時は「よし!やるぞ!」という気持ちと高いモチベーションがあります。
しかし、現状と目標のギャップが大きいほど、達成には時間と労力がかかります。
順調に進んでいるときは良いですが、進捗が思わしくないと、モチベーションは徐々に低下し、「自分には無理かも」という不安が頭をよぎります。

達成後の不安
高いポジションを得る、これまでにない金額の商談をまとめる、未経験の案件を受注するなどが目標の場合、それを達成した後、新しい環境や責任に対する不安が生じることがあります。
例えば、「役職者になったけど、上手く管理できるかな?」「案件が上手くこなせなかったらどうしよう」といった先々の不安が心に浮かびます。
そして、未だ挑戦してもいないのに、自信が揺らぎ、「達成してしまったらどうしよう」とまで思い悩むこともあります。

「自分には無理かも」や「達成してしまったらどうしよう」という思いが強くなればなるほど、目標達成は遠ざかってしまいます。
私たちの脳は、「自分には無理だ」と思えば、無理だという証拠を探し出します。
ちょっとした失敗や、学習途中での数字の一時的な低下を拾い、「ほら、できないでしょ」と自分を納得させます。
一方、「達成してしまったらどうしよう」と考えると、私たちは無意識に行動を制限してしまいます。
知識も経験もある安全な現状を変えることを嫌う脳が、未知の恐れを積極的に避けようとするのです。

高い数値目標の達成が困難なのは、このような脳の働きも影響しています。
なかなか目標達成に至らないとき、そこにはあなたの意思や努力だけでは乗り越えられない要素があるかもしれません。

高い目標を分割して達成への道筋を作る

では、高い目標を達成するためにはどうすれば良いのでしょうか。
その解決策の一つが、目標の分割です。
目標が高すぎると自信を失いやすく、不安になりがちですが、これを適切なステップに分けることで解決できます。
もちろん、目標を下げることは最終的なゴールを下げることではありません。
最終的なゴールに向かう各ステップを明確にすることです。

目標とは、「指す的に至る指」です。
自分が目的地に向かって進んでいるのかを確認するためのものですので、この指標が遠すぎて見えない場合、目標の意味は失われてしまいます。
目標は、あなたが方向性を確認できる適切な位置に設定することで、その機能を果たします。

まずは、あなたが自信を持って達成できる、または少し頑張れば達成できると感じるレベルに目標を設定してみましょう。
ゴールに至る全てのステップを最初から完全に分割する必要はありません。
最初のステップだけを明確にし、それに向かって努力することから始めれば良いです。
次の目標は、初めの目標をほぼ達成した段階で自然と見えてくるでしょう。
その時点で新たな目標を設定し、進んでいければ良いのです。

また、設定する期間も大切です。
長期的な目標は進捗が確認しづらくなります。
週次や隔週、長くても1ヶ月と比較的短い間隔で進捗を確認できる期間設定をしましょう。

小さな目標を達成することで小さな成功体験を積み重ね、徐々にハードルを高くしていけば自信も失われず、最終的なゴールが見えてきます。
焦らずに一歩一歩進んでいくことが大切です。
ただし、期限が定められたゴールについては、時間軸も考慮することを忘れずに。

脳の抵抗を減らし、目標達成をサポートする

私たちの脳は、大きな変化や未知の状況に対して抵抗を示すことがよく知られています。
新しい環境や挑戦に飛び込もうと思ったとき、この抵抗感が多くの人にとって不安を引き起こす要因となっています。
目標を適切に分割し、自信を持てるレベルで取り組むことで、脳の抵抗は軽減されます。

変化を好み、チャレンジに積極的に取り組むことができる人は別として、目標の分割は余計な不安を避けながら、効果的かつ着実にゴールに近づくためには重要なことです。


高い目標は、私たちに刺激を与えるものの、達成の難易度も高まります。
目標が高すぎて達成が難しいと感じる場合は、以下のステップを試してみてください。

  1. 最終的な高い目標を設定する
    まず、達成したい最終的な目標を明確に設定します。
  2. 達成可能なレベルに目標を再設定する
    自信を持って達成できる、または少し努力すれば達成できるレベルに目標を調整します。
    週次や隔週くらいで進捗が確認できる期間で設定しましょう。
  3. 標の進捗を確認し、適宜調整する
    目標の80%程度が達成できたら、目標値を見直し、必要に応じて上げます。

今日、あなたはどの目標をこの方法で分割し、達成へのステップを明確にしますか?


もし、「高い目標を達成したい!」方や「目標未達を避けたい」方が、一人で目標達成に向かうことが困難な場合は、コーチを付けることをオススメします。
脳と心の取扱説明書と言われる心理学NLPをコーチングに取り入れ、ベンチャーから世界的な大企業に至る過程で現場から部長までを経験した福永が、あなたの目標達成に伴走します。
目標の設定や分割だけでなく、目標に向けた進捗も一緒に追っていきます。
質問攻めで、あなたに考えさせるだけのコーチングではなく、一緒に知恵をひねり、一緒に目標達成を目指しましょう。
個人の方も法人の方も、達成したい目標がある方は、まずは無料の個別相談よりご相談下さい。


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