おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。
新年が明けて、早くも3週目に入りましたが、いかがお過ごしでしょうか。
新しい手帳や経営計画に書き込んだ「今年の目標」の進捗はいかがですか。
「まだ始まったばかりだ」と余裕を持っている方もいれば、日々の業務の波にのまれ、すでに目標の存在が記憶の彼方に追いやられそうになっている方もいるかもしれません。
ここで、昨年立てた目標を振り返ってみてください。
すべて計画通りに達成できた、という方は実は少数派ではないでしょうか。
「半分くらいは達成できた」「20%程度」「正直、何を目標にしたか忘れてしまった」……。
経営者や管理職として日々奔走されていると、緊急度の高いタスクに追われ、重要度の高い「目標」がおろそかになってしまうジレンマもあるでしょう。
そこで今回は、今年こそ目標を確実に達成するためにできる、論理と感情を融合させるアプローチについてお話しします。
12月に今年を振り返ったとき、「結構目標達成できているじゃん」と思えるように。
なぜ「理動」では失敗するのか? 今年こそ成果を出すための「感情」による目標管理
あなたは「MBO(Management By Objectives」をご存知でしょうか。
これはピーター・ドラッカーが提唱した概念ですが、多くの企業ではこれを「上司が部下をノルマで管理するためのツール」として誤用しているケースが見受けられます。
本来のMBOは「目標による管理」、つまり「Self-control(自己統制)」を促すものです。
ポイントは「目標を管理する」のではなく、「目標で管理する」ということです。
では、具体的に何を管理すればよいのでしょうか。
一つは単純に「日々の行動」です。
目標を決め、それを具体的なアクションプランに落とし込み、優先順位をつけて実行する。
しかし、どれほど精緻な計画を立て、To Doリストを作成しても、人間はロボットではありません。
「頭ではわかっているけれど、体が動かない」という現象が必ず起きます。
そこで私がもう一つ、強く管理をおすすめしたいのが「感情」です。
日本語には「感動」という言葉はありますが、「理動」という言葉はありません。
つまり、人は理屈だけでは動かず、感情が動いたときに初めて行動を起こす生き物なのです。
どれほどロジカルで完璧な数値目標を掲げても、そこに「ワクワクする」「絶対にやり遂げたい」という高揚感が伴わなければ、よほど意思の強い人でなければ、それは絵に描いた餅になり下がってしまいます。
高い目標を頭(思考)で考えても、心(感情)が追従していなければ、サイドブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるようなものです。
これでは組織も自分自身も、いつか壊れてしまいます。
NLPコーチングでは、目標が達成されたシーンを映画のようにありありとイメージするワークを行います。
目標を達成したその瞬間、あなたの目には何が見えているでしょうか?
例えば、オフィスの風景、通帳の数字、社員の笑顔。
そして、周囲から何が聞こえていますか?
「ありがとうございました」という顧客の声、賞賛の拍手、あるいは静かな安堵のため息。
そして、その状況であなたの身体はどんな感情を感じているのかを言語化します。
さらに深掘りして、「そのゴールを達成することで、更に何が得られるのか?」を探求します。
最初は「売上が上がる」「ボーナスが出る」といった表面的なメリットが出てきます。
しかし、問いを重ねていくと、やがて「自信」「安心感」「誇り」「貢献感」といった、根源的な感情の価値(ステート)にたどり着きます。
この「得られる感情」こそが、困難な状況下でも私たちを突き動かすエネルギーになるのです。
ジョー・ディスペンザ氏の著書『あなたという習慣を断つ』の中に、以下の一文があります。
意図をともなう思考にはエネルギー補助、あるいは媒介が必要で、そのエネルギーとは高揚した感情なのだ。それは感情と思考の共同作業だ。気持ちと考えが合体し、一つの心のありようを生み出す。
(中略)
ハートマスの実験が立証するのは、量子場は願望、つまり感情的リクエストだけでは反応しないということ、そして目標、つまり思考だけでは反応しないということ。これら両方がそろい、干渉性を持ったとき、つまり両者が同じ信号を発信しているときだけ反応するのだ。
(中略)
量子場は、私たちが何を求めているかに応えるのではなく、私たちがどんな存在であるかに応えるのである。
非常に科学的かつ哲学的な言葉ですが、経営の現場に置き換えればシンプルです。
「明確なビジョン(思考)」と、それを達成した時の「高揚した感情」がセットになった時、初めて現実は動き出すということです。
思考が電気信号だとすれば、感情は磁気引力です。この二つが揃って初めて、必要な人材、情報、チャンスを引き寄せることができるのです。
すでに今年の目標を設定された方は、今一度その目標を見つめ直してみてください。
そして、それを達成した時の感情を、今、この瞬間に先取りして味わってみてください。
脳は現実と想像を区別しません。
成功の感情を先に味わうことで、脳はその現実を作り出そうとRAS(Reticular Activating System)を働かせ、無意識レベルで検索を始めます。
これから目標を設定される方は、数字の整合性だけでなく、ご自身の、そして社員の心が震えるような目標を設定してみてください。
「目標を目にする度にワクワクし、動かずにいられない」。
そんな状態を作り出すことが、我々リーダーの最も重要な仕事の一つではないでしょうか。
論理で道筋を作り、感情でエンジンを回す。
この両輪が揃えば、今年は間違いなく、皆様にとって飛躍の年になります。
孤独な戦いになりがちな経営者ですが、あなたの心のあり方が、組織全体の現実を変える起点となります。
最高の一年をデザインしていきましょう。
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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