道は開くコツは、今できることに集中すること

月曜朝会

おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。

皆さんはNHKの大河ドラマ『べらぼう』をご覧になったことはありますか?
起業という視点で観ると、とても面白く感じます。
主人公の蔦屋重三郎こと蔦重(つたじゅう)は、江戸時代中期から後期にかけて活躍した版元で、葛飾北斎など有名な絵師の作品刊行に携わったそうです。1
大河ドラマではこの蔦重を横浜流星さんが演じています。

『べらぼう』の第3話では、蔦重が吉原を救うために自主制作本『一目千本』を出版するストーリーが展開されました。
彼はネタと資金を集め、茶屋の主人たちに出版の許可を求めましたが、主人の一人である養父から大反対され家を追い出されてしまいます。

道は開くコツは、今できることに集中すること

蔦重はここで腐ることなく、コツコツと本の制作を進めます。
そして、完成した本を活用して多くの人を吉原へと呼び込むことに成功しました。
最初は反対していた養父も、茶屋仲間からの助言や本の成功を目の当たりにし、ついに蔦重を認めるに至ります。

蔦重の成功は、スティーブン・R・コヴィーの『7つの習慣』における「影響の輪」に集中した結果だと言えます。
周囲がどんなに反対しようと、自分にできることに集中し、行動し続けることで、最終的に状況を変えることができたのです。

日常の仕事でも、私たちはつい「環境のせい」「他人のせい」にしがちです。

「クレームばかりつけてくる顧客に困っている…」
「チームのあの人が邪魔をするからうまくいかない…」
「上司が話を聞いてくれない…」

こうした状況に直面すると、「あの人がいなければ」「いい上司に恵まれていたら」「お金があれば、時間があれば、」と考えてしまいます。
しかし、「もし、◯◯だったらいいのになぁ」と妄想を膨らませてばかりいても状況は変わりません。
いつまでも「嫌なあの人、可哀想な私」では、自分の人生が他人次第になり、自分の人生の主導権を握れません。

どんなに「できない」と思うことでも、何かしらできることは必ずあります。
1km先の目的地にたどり着く道は、最初の一歩を踏み出すことからはじまります。
最初の一歩があれば、次の一歩を続けることもできますし、もし間違った方向に進んでいると感じたら軌道修正することも可能です。
小さな小石でも水面に投げれば波紋は広がっていきます。
小さな行動が何かしらのフィードバックを与えてくれ、次の行動へとつながっていき、目的地に至ります。

蔦重の姿勢から学べるのは、周囲の反応に左右されるのでもなく、今いる環境に諦めるのでもなく、自分が今できることに集中する大切さです。
あなたの仕事や人生においても、影響の輪に集中することで、思わぬ道が開けるかもしれません。

あなたは今「できない」と思い込んでいることに、どんな一歩を踏み出しますか?

それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。


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  1. 蔦屋重三郎 – Wikipedia ↩︎

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