おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。
あなたは何のために働いていますか?
目の前の仕事をただこなすだけでは、その仕事に価値を見出しにくく、やがて自分自身の価値を見失ってしまうかもしれません。
そんなときこそ、仕事の目的を深く追求することが重要です。
ブレイクスルー思考で真の目的にたどり着く
「ブレイクスルー思考」という考え方をご存じでしょうか?
これは、目の前の課題に対して「その目的の目的」を問い続けることで、本質に迫り、より効果的な解決策を導き出す思考法です。
私が経営者仲間と行っていた朝活で紹介されたこの思考法は、多くの企業の成功事例にも見ることができます。
たとえば、三菱電機の「切れちゃう瞬冷凍」という製品開発の背景には、冷蔵庫の単なる食品保存機能を超えた視点がありました。
冷蔵庫を購入する家庭の多くは新婚さんだそうです。
現代では共働きが増えていることから、彼らは夕飯の準備にあまり時間をかけられません。
そこで、夕飯作りを時短することが求められているというニーズに着目し、冷凍食材の解凍時間をゼロにするという目的が生まれたのです。
こうした視点の転換が、画期的な製品を生み出しました。
この「目的の目的」を問い続ける思考を活用し、弊社の中小企業が仕組化を実践できるようにサポートする「PDCA-S実践サービス」の目的についても考えてみました。
以下のようなプロセスで一つひとつ「その目的は?」を問うて行きました。
- 中小企業が仕組み化できるようにする
↓ - 中小企業が売上と生産性を一度に上げられるようにする
↓ - 中小企業を次のステージへと成長させられる
↓ - 中小企業の社員の給与を上げる基盤を作る
↓ - 中小企業の社員とその家族の生活を豊かにする(着眼目標)
↓ - 日本で働く人の生活を豊かにし、幸せな家庭を増やす(次期着眼目標)
↓ - 世界で働く日本人の生活を豊かにし、幸せな家庭を増やす
↓ - 世界中の人の生活を豊かにし、幸せな家庭を増やす(次々期着眼目標)
最終的に、このサービスのゴールは「世界中の人の生活を豊かにし、幸せな家庭を増やす」ことだと気付きました。
これは、弊社のミッションである「豊かな人生を、世界中すべての人に」にも通じるものです。
そのためにまずは、「中小企業の社員とその家族の生活を豊かにする」ことを目指します。
つまり、中小企業の仕組み化導入の目的は、単に売上や生産性の向上だけでなく、そこで働く人々の生活を豊かにすることです。
目的を問い続けることの重要性は、個人のキャリアにも当てはまります。
例えば、日々の業務に対して「なぜこの仕事をしているのか」と自問自答することで、より明確な目標やビジョンを持つことができます。
これは、今の仕事に疑問を持つということではなく、その仕事に目的意識を持つための問いです。
目的を持つことで短期的な成果だけでなく、長期的なキャリアの方向性をも見出すことができるでしょう。
自分の仕事が、会社や社会にどのように貢献しているのかを考えることで、やりがいやモチベーションの向上につながります。
ある企業の総務部でブレイクスルー思考を用いて部署の役割を考えた事例も聞きました。
単に「就業規則を作る部署」という従来の認識から、「従業員が夢を持って仕事ができる職場環境を提供する部署」へと、部の役割が進化したとのこと。
このように、目的を深掘りすることで、仕事に新たな価値を見出すことができます。
あなたは今の仕事にどんな目的を持ちますか?
経営者であれば、部下にどんな目的を持って仕事をしてもらいますか?
日々の業務に追われる中でも、一度立ち止まり、その目的を問い直してみることで、新たな視点ややりがいが見えてくるかもしれません。
そして、その問いの答えが見つかったとき、あなたの仕事はより充実したものになるでしょう。
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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