おはようございます。Life Quest Allianceの福永です。
「あの人、また遅刻だ。。。」
「何度言っても改善しない、本当に困った社員だ。」
あなたは職場で、このように誰かに対して否定的な感情を抱いたことはありませんか?
私たちは日常の中で、様々な出来事や他人の行動を見て、瞬時に「良い」「悪い」と判断を下しています。
しかし、その判断、つまり「解釈」は、私たちの「マインド」によって大きく左右されるます。
もし、マインドが変われば、今までとは全く違う世界が見えてくるかもしれません。
なぜそう解釈する?:目的から紐解く世界の見え方
いつも遅刻や欠勤を繰り返す社員がいたとします。
多くの人は、「だらしない」「責任感がない」と判断しがちです。
しかし、もしその社員の子どもが重い病気で、頻繁な看病が必要だと知ったらどうでしょうか?
きっと、「大変な状況の中で、よく頑張っている」「家族を優先するのは当然だ」と見方が変わるはずです。
同じ「遅刻・欠勤」という事実でも、背景にある事情を知ることで、私たちの解釈は180度変わります。
解釈が変わると、批判的な気持ちがサポートする気持ちに変わり、それに続く行動も変化します。
事実をどう解釈するかで重要なのは、「事実」は客観的なものであり、「解釈」は主観的なものであるということです。
同じリンゴを見て、「赤い」と表現する人もいれば、「美味しそう」と表現する人もいます。
どちらも間違いではありませんが、人それぞれの経験や価値観によって解釈が異なるということです。
では、なぜ私たちはそれぞれに違う解釈をするのでしょうか?
その背景には、私たちが達成したい「目的」や避けたい「何か」が存在します。
例えば、先ほどの遅刻社員の例でいうと、最初に「だらしない」と解釈したのは、「仕事はきちんとすべき」という価値観、つまり「きちんと仕事をしたい」という目的がありました。
しかし、子どもの病気を知った後は、「その社員の力になりたい」という別の目的ができ、解釈が変わったのです。
その物事の未だ見えていない側面を知ることは、解釈を形成するうえで大切な要素になります。
しかし、多面的に物事を見るための情報を集めるのには時間が必要です。
そこで、もっと簡単に解釈を見直す方法として、自分がどのような目的でそう解釈しているのか意識してみましょう。
「そう考えてしまう目的は何なのか?」「何を避けたいと思っているのか?」を自問自答することで、より建設的な解釈を選択できるようになります。
例えば、友人との待ち合わせに相手が遅れてきたとします。
「時間通りに来ないじゃん」とイライラするのではなく、「何かあったのかもしれない」と解釈するとどうでしょうか。
たとえ、時間を間違えるなど友人のミスで遅れたとしても、「何もなくて良かった」と思えることで、その後友人とよい時間を過ごせるはずです。
私たちは、無意識のうちに過去の経験や固定観念に基づいて物事を解釈しています。
しかし、意識的に解釈を変えることで、未来をより良い方向に導くことができるのです。
欲しい目的を得られる解釈を選び、不要な感情を手放すことで、より豊かな人生を送ることができるでしょう。
今、イライラしていることやモヤモヤしていることがあれば、何を目的にその解釈を持っているのか探求してみましょう。
きっと、それまでと違う世界が見えてくるはずです。
それでは皆さん、今週もよい一週間をお過ごしください。
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