投影という心のメカニズムについて考えたことはありますか?私たちが自分の感情や信念を相手や出来事に反映させることで、現実がどのように捉えられるのか。投影の概念について探求し、その影響を理解することで、より豊かな人間関係や自己成長への道を開拓していきましょう。また、投影に対する新たな視点や「第3の案」を見つける方法についても探っていきます。
仕事仲間との会話の中で「投影」という話題が出ました。
投影とは、自分の考えや気持ちをそのまま相手や出来事に反映させてしまうことを指します。
例えば、自分が相手のことを好きな場合、相手も自分に対して好意を抱いているように感じます。
同様に、相手のことを嫌っていると、相手の行動の多くをネガティブに解釈してしまいます。
実際の出来事自体には意味はなく、自分がその出来事に意味付けをしていると心理学ではよく言われていますが、これには投影のメカニズムが関与しています。
投影という言葉を聞いた時、映画「ファインディング・ジョー」が思い浮かびました。
この映画は英雄の旅をテーマにしており、アメリカの著名な作家たちが人生の意味について語るドキュメンタリーに物語を組み合わせています。
詳細は上記のプロモーション・ムービーをご覧ください。
私たちが内面に抱えるネガティブな感情に向き合わずにいると、それが外部の環境や他人に投影されてしまいます。
それが受け入れられない場合、私たちは恐怖や敵意を抱き、それに立ち向かおうとします。
通常の物語では、主人公たちは困難に立ち向かい、技術や知識を磨きながら強くなり、ついには強大な敵を打ち破るという展開が一般的です。
しかし、「ファインディング・ジョー」では異なります。
この映画は、恐怖や敵と戦うのではなく、それらを愛することを提案しています。
英語で「愛」を表す単語は「Love」ですが、実はこの言葉は一説によれば造語だと言われています。
ヘブライ語の聖書の「愛」をそのまま訳せる単語が存在せず、以下の単語を組み合わせて「愛」の定義を表したものとされています。
- Listen:相手を理解するために耳を傾けること
- Overlook:相手の未来や将来性を長い目で見ること
- Voice:相手にエネルギーを届けるように声をかけること
- Excuse:相手の人格には罪はないことに気づき、赦すこと
映画「ファインディング・ジョー」で語られている「愛」も、相手を無理に好きになることではなく、相手を理解し、長い目で見て、癒やしの声をかけ、赦し、受け入れなさいということです。
これによって、私たちは乗り越えるべき障害そのものがなくなり、自分自身がネガティブなものを投影する必要もなくなり、恐怖や敵も存在しなくなるとされています。
この時、私たちが受け取る贈り物が、様々な物語の中で聖杯として描かれているのです。
映画「ファインディング・ジョー」の本編は以下のリンクから視聴できます。
興味があればぜひ観てください。
相手を理解するということは、自分を理解するということです。
自分自身が気づいていない側面が、投影された相手を通じて現れるのです。
ネガティブな相手や出来事を否定して抑え込んでしまうと、それが別の相手や出来事として繰り返し投影されます。
しかし、相手を理解し、長い目で見て、癒やしの声をかけ、赦し、受け入れることで、流れを変えることができます。
これは「7つの習慣」において「第3の案」を見つけるということです。
第3の案とは、困難な状況や対立に直面した際に、自分自身や相手に対する新たな視点や解決策を見出すことを指します。相手を理解し、癒やしの声をかけることで、新たな視点や解決策が見つかり、困難を乗り越えることができるのです。
冒頭の仕事仲間から、投影に向き合う「反転」というアプローチを教えてもらいました。
例えば、以下のような感じです。
- 私には経験がないから、○○することはできない。
-> 私は○○することができる、経験があってもなくても。 - あの人は怒りっぽいから、私はあの人と上手く付き合えない。
-> 私はあの人と上手く付き合える、あの人が怒りっぽくてもそうでなくても。 - 私はお金がないから、自由な生活ができない。
-> 私は自由な生活ができる、お金があってもなくても。
前提を「できない」から「できる」に変え、どうするかやどう向き合うかを考えると、自分が思い込んでいる制限を取り除き、自由な発想ができるようになります。
第3の案を見つける際に、参考にしてみてください。
今日、あなたはどの制限を反転させて自由になりますか?
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