※ この記事は時間のない時には読まないでください。
1年後をクリアにイメージする
少し想像をしてみてください。
今から1年後、あなたをよく知る友人と一緒に、あなたはある会場にいるとします。
そこはビジネスの場かもしれませんし、家族や親しい友人が集まっている場かもしれません。
その会場で、友人があなたのことを参加者に紹介することになっています。
そこに集まっているのは、あなたのこれからの人生にとって大切な役割を果たしてくれるだろう人たちです。
今、あなたを紹介する時間が来ました。
友人と一緒に会場の前方へ移動し、多くの参加者の前で友人と二人、会場を見渡しています。
今、そんな場に実際にいると想像して、以下の質問に答えてください。
1年後、それは何年何月何日でしょうか?
単純に今から1年後を思い浮かべる人もいるかも知れません。
また、ある特定の日を想像した人もいるでしょう。
いずれにせよ、あなたが紹介されたい日を決めてみてください。
そして改めて、その日その場に今いると想像してください。
その場の様子を、あなたの目で見て、あなたの耳で聴いて、あなたの肌で感じてみてください。
あなたの目の前にはどんな光景が広がっていますか?
それはどこですか?
周りに誰がいますか?
知り合いばかりかもしれませんし、知らない人も混じっているかもしれませんね。
あなたを紹介してくれている人は誰ですか?
その中で何が聞こえていますか?
誰の声が聞こえていますか?
どんな音や音楽が聞こえているでしょうか?
あなたは今どんなことを感じていますか?
嬉しいですか?
気恥ずかしいでしょうか?
達成感かもしれませんね。
あなたの内面に意識を向けて、友人から紹介されている時に感じていることを言葉にしてみてください。
あなたはその場で何と紹介されていますか?
1年後にどんな紹介を受けているか、以下の質問に答えて紹介文を作り上げてみましょう。
- あなたがこれまでに達成してきたことは何ですか?
- あなたがこれまでに経験してきた困難なことは何ですか?
- あなたのどんな強みを使って、その困難を乗り越えましたか?
- あなたの今後の目標は何でしょう?
- その目標を達成すると、更に何が得られますか?
- あなたの理想の肩書は何ですか?
上記の答えを以下の文に当てはめて読んでみましょう。
これからご紹介するのは、これまでに(あなたが達成してきたこと)をはじめとした数々の偉業を成し遂げてこられた方です。
これまでに(あなたが経験してきた困難なこと)など様々な困難を、その(あなたの強み)を活かして乗り越えてこられました。
そして今は(あなたの目標)に挑戦しており、(更に得られること)を実現しようと取り組んでおられます。
それではご紹介します。(あなたの理想の肩書)(あなたの名前)さんです!
このように紹介されたあなたは、更にどんなことが得られていますか?
新しい仕事や仲間などのつながりかもしれませんね。
次のチャレンジかもしれません。
また、達成感や幸福といった感情かもしれません。
上記のように友人から紹介されたら、あなたは何が得られるのでしょうか。
さて、1年後にこのような紹介を受けるために、あなたはこの1年何に取り組みますか?
この1年、どんなことを達成したら、このような紹介を受けられるでしょうか?
それを達成するために、どんな行動をこの1年取りますか?
それはステップのようなものかもしれませんし、日々行うことかもしれません。
今は行っていないなくても、達成のために習慣に取り入れたら良いと思うことは何でしょうか?
これらを行うにあたって、何か障害となることはありますか?
時間はありますか?
お金は十分ですか?
仕事や私生活、人間関係に悪い影響はありませんか?
もし障害となることがあれば、それに対して何ができますか?
1年後にこのような紹介を受けるために行動を起こす覚悟はどれくらいありますか?
10段階で表すといくつでしょうか?(10が最大)
もし、10でなければ、その数字を+1するには何が必要ですか?
1年後の紹介に向かって、まずどんな一歩を踏み出しますか?
絶対に失敗しない簡単な小さな一歩は何でしょうか?
それを3日以内に行うとしたら、いつ行いますか?
Do it!
やることを決めても、行動しなければ何も変わりません。
どんなに小さな一歩でも、踏み出せば次の行動につながるフィードバックが得られます。
小さくても良い、5分でも良いから、はじめの一歩を踏み出しましょう。
あとは、あなたがやるだけです。
大切なことは解像度を上げること
あなたの1年後の紹介文は出来上がったでしょうか?
私たちの多くは目標を立てたり何かを行おうとしたりするとき、簡単に目標を決めてすぐに行動計画を考えようとしがちです。
しかし、目標を立てる際、本当に必要なことは、細部まで具体化された達成時点のイメージです。
- 「日本で会いましょう」
- 「東京で会いましょう」
- 「東京駅で会いましょう」
- 「東京駅の八重洲北口で会いましょう」
- 「○月○日○時に東京駅の八重洲北口で会いましょう」
上記の中で一番会える可能性が高いのはどれでしょうか?
目標はその到達点の解像度を上げれば上げるほど達成確率は高まっていきます。
解像度を上げられるだけ上げてはじめて、どのようにそこにたどり着くかの行動計画を立てられるのです。
あなたの未来は過去の延長線上にある必要はない
さて、1年後に紹介されているあなたに、どのように到達するかイメージができているでしょうか?
もし、イメージできているのであれば、それは目標として本当に良いとは言えないかもしれません。
こうすれば達成できると分かっているのであれば、あとはやればいいだけだからです。
もちろん、分かっているけれど一人じゃできないんだよという人もいますが、ただリマインドをかけてもらうために高額なコーチング料を支払う意味はそんなにありません。
私たちの脳はエネルギーを節約するために多くのことを自動運転に頼っています。
無意識に行っていることや、昔からの癖や習慣などがそれにあたります。
達成する方法がわかっていることは過去の繰り返しであり、過去の延長線上にあるあなたの枠を越えないゴールであるとも言えます。
これまでとは違うやり方で、より効果的に、より短期に目標にたどり着く。
あなたには見えていない、第三者の視点から見えるあなたの世界を認識することで、あなたはこれまでの枠を越えた世界を見ることができるようになります。
そして、その広がった世界であなたが目指すことは、もはや過去の延長線上にはない、過去に縛られない自由な未来になっていることでしょう。
あなたの約束を私たちの約束にする
ところで、あなたは自分との約束をどれくらい守れているでしょうか?
私たちは他人と交わした約束は守るよう努力します。
仕事の依頼や、会議やセミナーへの参加、誰かと会う約束など、そこにあなた以外の誰かが関わっている場合、その約束は守られることが多いと思います。
しかし、自分とだけの約束についてはどうでしょうか。
年始に立てた目標は?
習慣にしようと思ったことは?
朝、今日やろうと思ったことですら。。。
それらを予定どおりできていないことの方が多いのではないでしょうか?
自分との約束は誰かに迷惑をかけることも少ないため、なかなか守られません。
(私も含め。。。)
コーチングを受ける利点の一つは、コーチがあなたにとっての「他人」になれるところです。
あなたが目標達成に向けて取り組むべきことを「私たちの約束」とすることで、その約束が守られる確率を高めることができます。
実際に、多くのクライアントが次回のセッションでの報告を意識して行動しています。
中には約束に追われる形で進めているクライアントもいますが、それでも前には進んでいるのです。
あなたの想い描いた1年後の紹介文。
その紹介文をただの夢で終わらせないために、そしてあなたの想い描く未来を手にするために、あなたの人生の冒険を伴にできたら幸いです。
コーチングに興味を持たれたら、以下より詳細をご確認ください。
「コーチングってどんなものか分からない」「コーチと相性が悪かったらどうしよう」などのコーチングに対する不安を事前に解消できます。
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ただ読むだけでなく、日常生活で使える実践的なワークは、5分から10分のスキマ時間に取り組めるものばかり。
日常のストレスから解放され、仕事やプライベートで目標に向かって前進することができるでしょう。